巡洋艦モスクワが沈没したのは、ウクライナの攻撃なのか、
はたまた自分たちのミスによるものなのかは、
今持ってハッキリとはしていません。しかしその後のロシアの
行動などを見ると、やはりウクライナの攻撃によって
沈没したのでは無いかな、と思わせられます。
ところでその巡洋艦モスクワですが、実はとんでもない物を積んでいた?
という話を見つけました。
ただ信憑性についてはなんとも言えないところですので、
あくまでも「そういう話もある」程度に読んでください。
このページによると、巡洋艦モスクワにはキリスト教の聖遺物が
積まれていたのでは無いか?という話です。
「聖遺物」というとあまり馴染みがない言葉ですが、
要するに宗教的にとても大切な物、最上級に聖なる物、
と思っておけばいいでしょう。
これだけ見るとなんだか映画か小説家かなにかに思えてしまいますが、
ただそもそもこれを報じたのはロシア国営のタス通信だ、とのことです。
以下本文を引用します。
ロシア国営タス通信によると、撃沈された「モスクワ」に積まれていた聖遺物とは「真の十字架(聖十字架)」。これはイエス・キリストの磔刑に使われた十字架の実物とされ、現在は複数の断片(小さな木片)に分けられ世界各地に分散して祭られている。聖骸布(イエスの遺体を包んだとされる布)や聖釘(イエスの手足に打ち込まれた釘)と並び、キリスト教における極めて重要なアイテムだ。「それをすてるなんてとんでもない」話なのだが、ではなぜ軍艦「モスクワ」に載っていたのだろうか? 実は、今回話題になっている「真の十字架」は僅か5mmほどの小さな木片であり、19世紀に作られた金属製の十字架に埋め込まれているという。2020年2月、匿名の収集家がロシア正教会を通してロシア海軍黒海艦隊の司令官イゴール・オシポフ提督に寄贈したもので、その後「モスクワ」艦内の礼拝堂に納められるまでの間、一時的に艦隊本部で保管されていたことまでは判明している。
果たしてこの聖遺物が現在までモスクワ艦内の礼拝堂にあったのかどうかは
不明なのですが、その後「場所を変えた」というような報道も
無いみたいなので、そのままモスクワ艦内にあったのでは無いでしょうか。
そしてモスクワが沈没することにより、その聖遺物も
当然海に沈んでしまったことになります。
モスクワ沈没後のロシアの反応は、確かにかなりプライドを
傷つけられたように見えたのですが、こうした裏事情があったのであれば、
ある意味当然の反応だったように思います。
ところでこの聖遺物、果たして本物だったのでしょうか?
本物かどうかはわかりませんが、大事なのはそれを多くのロシア人が
「本物だ」と思っていたのだろう、という事でしょう。
いずれにしてもロシアはウクライナに侵攻することで、
多くものを失ってしまったことになります。
しかしそれは自分たちが撒いた種なのですから、あまり同情はできませんが。