先日まで来日していたアメリカのバイデン大統領ですが、
来日中に台湾について発言したことが、色々と話題になっています。
中には「大失言だ」と解釈する人もいるようで、
こうした発言のニュアンスを正しく捉えるのは、
難しいことだよな、と思います。
私としては「失言」とは全く思っていなくて、
むしろ今まで同様にアメリカの台湾に対する「曖昧な立場」を
そのまま引き継いだものだと思いますし、
でもウクライナ情勢を踏まえた現在では、
中国に対してより大きな牽制になった発言だったと思います。
「一つの中国」を掲げ、なんとかして台湾を
自分たちの物としたい中国としては、アメリカの動向を
なんとかコントロールしたいのでしょうが、しかし曖昧に
かつ適度に圧力をかけている今の戦略は、
中国にとってはかなり嫌らしいやり方なのでは無いでしょうか。
