買う前に笑え

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今思うこと

安倍晋三元首相が暗殺されてから、ネット上の議論が
かなりゴチャゴチャしてきているように思います。
今回の暗殺事件で特にややこしいのが

  1. 安倍元首相の暗殺
  2. 統一教会と安倍元首相の関係
  3. 統一教会の信者勧誘などにおける違法行為
  4. 安倍元首相自体の評価

という本来複数の異なるレイヤーにあるはずの問題が、
ごっちゃにされて語られてしまっている所だと思います。

まず最初の、安倍元首相の暗殺については、
これは完全なテロ行為だと思いますので、
絶対に許すことは出来ません。
テロリスト側にも言い分などはあるのでしょうが、
それらには一切賛同することは出来ません。

その次の統一教会との関係ですが、
これはそういう事実はあったようですが、
単に「頼まれたから行った」程度の話でしょう。
特に大きな問題があるとは思いません。

3つ目ですが、統一教会自体は確かに昔から問題があると
されていたのは間違いありません。
近年は表立ってはあまり出てきていませんでしたが、
それでも色々とトラブルはあったようです。

最後のものについては、これは主観の問題になってしまいます。
私自信は大変高く評価していますが、立場が違う人達にとっては、
それこそどうしても貶めたい人であったのは間違いないようです。

本来これら4つの話については別々に語っていかないといけないのですが、
例えば安倍さんが暗殺された事は許さない、というと何故か
「統一教会みたいなカルトを許しておいていいのか?」
というような話が飛んできたりします。
それは本来別の話なので、同一に語るべきではありません。

それに現段階での実行犯の証言を信じるのであれば、
今回狙われたのは「統一教会」側であり、
むしろ被害者といってもいいのです。
しかしもちろんその事と、統一教会の問題性については
別問題ですので、被害者側だったからと行って、
そうした問題性が全て許される、ということではありません。
しかしそこをごっちゃにしてしまうと、
「お前は統一教会を擁護するのか?」という
トンチンカンな批判を出してしまうことになります。

テロ行為は絶対に許されません。
テロリストの言い分も聞く必要はありません。
しかしそれとは別問題で、統一教会側に
問題があるのであれば、それは追求されないといけないでしょう。
またたとえ統一教会と関係があったとしても、
安倍元首相に対する評価というのは、なんら変わりありません。
それだけの話です。