今日はどうしても阪神淡路大震災の話題が
多くなってしまいましたが、その中で
このような記事を見つけました。
「震災継承として自分たちより下の世代に僕たち団体として伝えていきたくてその中でもやっぱり震災当時のリアルな声というのをいま集めていまして、震災当時の様子を詳しく教えていただきたい」
その心がけは素晴らしいと思うのですが、
ただやはり経験したからこそ、語れるものがあると思います。
経験しない人が語る場合、どうしてもそこに
なんらかの脚色が入ってしまいがちです。
そこがいずれ何らかの形で悪用されたりしないでしょうか、
どうしてもそこが心配です。
「いい事をしているんだから別に構わないじゃないか」
という意見もあるかと思います。
しかし「いい事」をした結果が「いい結果」になるとは限りません。
本人が「いい事」をしたつもりでも、全然別の
思わぬ結果になることも多々あります。
当時の人々の証言を集めるのは良いと思います。
しかしそれをわざわざ「語る」ような事はせず、
あくまでも資料として後世に伝えていけばいいだけだと思います。