憲法改正に関する意識もこの十年近くで
ずいぶんと変わってきたように思います。
以前は「憲法改正」と口にしただけで、
それこそ「お前は悪魔だ!」みたいに言われていた事を
思い出します。本当に変わったものですね。
憲法改正の話題で一番話題になるのはやはり9条でしょうが、
しかし変えるべきなのは、そこだけではありません。
例えば昨今言われている「同性婚」ですが、
これについても憲法24条にある
婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
の「両性」という部分がネックになっているのは間違いありません。
もちろん「そんな事は言っていない」という解釈もあるのですが、
そうして「解釈を広げると危険だ!」と言っていた人たちが、
そういう事を言っているのを見ると、本当に矛盾しているとしか思えません。
憲法は確かに「理念」ですが「ツール」という側面もあります。
時代にそぐわない部分があれば、変えていくべきでしょう。
そのような「解釈」をいちいち持ち出さなくてもいいように、
ハッキリ記載すればいいだけの話です。
憲法を改正するにしてもしないにしても、
議論を続けていくことは大切です。
そうした議論から逃げるのは卑怯だと言えるでしょう。