バイデン大統領の大統領選撤退が正式に決まり、
それに関連したニュースがいくつか出ています。
その中で、一つ気になる物がありました。
さてこの見出しを見た時に、
皆さんはどう思われるでしょうか？
そのまま読むのでれば、岸田首相「が」バイデン氏の
大統領選撤退を「最善の判断」だと「認識した」と読めるでしょう。
しかしこれもまた本文を読むと、
印象が全く変わってしまいます。
アメリカのバイデン大統領が秋の大統領選挙の選挙戦から撤退する考えを表明したことについて、岸田総理大臣は「政治的に最善という思いでの判断だと認識する」としたうえで、選挙をめぐる今後の動きを注視する考えを示しました。
岸田首相は「政治的に最善という思いでの判断だと認識する」と言っています。
つまり「政治的に最善という思い」を持ったのはバイデン氏であり、
「判断だと認識」しているのは、岸田首相という事になります。
つまり「最善の判断」をしたのはバイデン氏であり、
岸田首相はそう「認識」しているだけなのです。
例によって見出しと全く異なっています。
確かに「最善の判断と認識」と言ってはいますが、
肝心なところが切り取られ、また恣意的に使われてしまっています。
こうしたマスコミの手法は、大統領選が進むに従って、
また増えていくことでしょうね。
