以前も書いたとおり、北朝鮮で新型コロナウイルスが
広まりつつあるようです。
もっとも以前から広まっていたのが、
隠せないくらいに感染者が増えてきたのでは無いか?
という見方もあるようです。
その北朝鮮にに対して、林外相はなんらかの支援、
例えばワクチンなどを送る必要があると言っています。
ちょっと考えると、どうして?と思ってしまうかもしれません。
確かに北朝鮮は過去に日本人を拉致したり、
現在もミサイルを発射したりと、とにかく迷惑な国です。
そんな野蛮な国に何故支援をしないといけないのか?
そう思ってしまう方も、少なくは無いでしょう。
しかし新型コロナウイルスという「感染症」の前では、
そうも言っていられません。
感染症は感染者が増えれば増えるほど「変異」する
可能性が増えます。すでにデルタ株やオミクロン株など、
新型コロナウイルスも何度か変異を繰り返したことは、
まだ記憶に新しいのでは無いでしょうか。
北朝鮮の新型コロナウイルスを放置した結果、
今まで以上に厄介なウイルスに変異する可能性は、
ゼロとはいえないのです。
そしてそうして生まれた新変異株がもし日本に
入ってきたら、結局困るのは私達だという事になります。
まさに「情けは人の為ならず」でしょう。
もちろん新型コロナウイルスによって、多くの方の
命が奪われることも可能な限り減らしていかないといけないはずです。
そうした意味で、今回林外相が「支援しないといけない」と
言ったのは、とても妥当な発言だと思います。