先日滋賀県で豪雨による被害がありました。
被害にあわれた方には、お見舞いを申し上げます。
その時にちょっと話題になっていた事を思い出しました。
詳しくはリンク先を見ていただきたいのですが、
この画像を見てまず「朝日新聞 映像報道部」が
滋賀県長浜市の高時川が氾濫(はんらん)し、田んぼや河川敷が水没していました。
と伝えています。しかしその後を見ると、
これは氾濫しているように見えるけれども、
実は意図的に水を氾濫させることで、逆に大洪水が
起きないようにしている、つまり「霞堤」という
仕組みを利用しているのだ、という事がわかります。
わざと水を溢れさせることで、街に大きな被害が出ないよう、
コントロールしているのです。
もちろん氾濫をしていることは間違いないのですが、
単純な「氾濫」というイメージとは違う、
というのが分かると思います。
しかし本来メディアの役割としては、
「霞堤」の仕組みについて触れ、氾濫をコントロールしている、
という説明をするべきなのでは無いでしょうか?
これではただ「氾濫しているぞ!」と、不安を煽っているだけ、
と言われても仕方ないと思います。
それにこうした仕組みを使っている堤防は、
実は日本全国に数多くあります。
そうした仕組み説明し紹介する、それこそが
メディアに求められている事なのでは無いでしょうか?