中国でゼロコロナ政策への抗議活動が起きたのは
まだ記憶に新しいところです。
そもそも中国のゼロコロナ政策はかなり厳しく、
一人でも感染者が出た地域の住民は、自由に外へ出ることも出来ずに、
買い物などにも行くことが出来ません。
火事などが起きても、救助活動もままならない、
という徹底ぶりです。それがきっかけとなって
抗議デモが起きたので、何事も厳しすぎても良くないのでしょうね。
こうしたゼロコロナへの抗議は、その裏に習近平への
不満が高まっていることへの現れでもあります。
中国共産党内ではこれを喜んでいる勢力もいるでしょうが、
しかしこうした抗議運動はいずれ中国共産党そのものへの
抗議活動となる可能性があります。
そこでこうした抗議活動の中に、外国のスパイが
入り込んでいる、という事にして事態を
収めようとする動きがあるようです。
実際にバックにアメリカなどが絡んでいるのは間違いないでしょうが、
それはあくまでも背後での支援にとどまるでしょう。
抗議活動に直接関わっているとは考えづらいものがあります。
しかしそこで「外国勢力」がいるとすることで、
責任をなすりつけることができます。
結局自分たちが悪いという事を認められないわけですから、
そうやって誰か他に責任をなすりつけるしか
出来ないのでしょうね。そしてそれは結局
自由や平等といったものへの、恐怖心から来ているのかもしれません。
