石川の地震と日航機の事故と、
この数日で立て続けに大きな事件がありました。
そしてそれらの記者会見を見ていて思ったのですが、
一体マスコミやメディアは、何のために「記者会見」を
開いているのでしょうか?
少なくとも記者会見は「糾弾の場」では無いはずです。
ましてやどちらも災害・事故が発生してから、
まだそれほど時間が経ってない段階です。
その段階で事故の原因が分かっているはずがありません。
災害に関しては、一分一秒を争うものなので、
正直記者会見など開いている場合では無いでしょう。
そのはずなのに、どうも両者の記者会見を見ていると、
ただただ責任があると思われる人に対しての、
責任を追求している、あるいは糾弾しているようにしか見えません。
しかしそもそもマスコミの役割は「報道」です。
事故などはこれから調査が始まり、
そうした調査結果が揃ってから、
関係各所で今後の対策などが考えられます。
今後の対策を考えるのは、マスコミの仕事ではありません。
災害だってそうです。
災害は誰が起こしたわけでもありません。
もちろん建物の防火基準など、そうした事はあるでしょう。
しかしそれだって、災害が一段落して、ある程度調査を行い、
それから改めて対策を考えればいいのです。
ましてやマスコミは裁判所ではありません。
マスコミに誰かを「悪」と決める権利はありません。
しかし昨今の記者会見を見ていると、どうも
マスコミが「悪」と決めた人を、徹底的に叩いている
ようにしか見えません。
そもそも自分たちマスコミが何か不祥事や誤報を出したとき、
そこまで真摯に責任を取った事があるのでしょうか?
マスコミ不信がますます強まる一年になりそうな気がします。