現在ロシアはウクライナと実質的に戦争状態です。
そのために、先日「戦時経済体制法」という法律が
制定され、戦争に向かって国民が総動員される体制ができあがりました。
しかし実際には、ロシア国内の少数民族などが最前線へ送られ、
モスクワにいるような東スラブ民族などは
あまり前線に送られることが無いようです。
そうした民族格差とでも言うようなことが起きた結果、
少数民族の間に不満がどんどん高まりつつあるようです。
このまま行った場合、そうした少数民族の間で
反政府運動などが起きる可能性が出てくるかもしれません。
ロシア国内も、かなり混乱が始まっているようです。
一方のウクライナですが、ここでゼレンスキー大統領が
ロシアに親しい考えを持っている官僚や役人などを、
次々と解任しています。一見独裁的な行いに見えますが、
実は違うようです。
ウクライナはもともとEUに加盟しようとしており、
それをロシアが気に入らないために攻めてきたわけですが、
EUに加盟するための条件として「汚職を減らすこと」というのがあるようです。
実際ウクライナはもともとソビエト連邦の一つだったこともあり、
汚職がかなり広まっているようです。
今回ゼレンスキー大統領は、そうした汚職に関わっているような
官僚であり役人を解任し、EUに入るための
条件をクリアしようとしている、という所が真相のようです。
実際今は戦時体制なので、官僚や役人を解任させるなどの
強権を奮いやすいのは間違いないようです。
タイミングとしては良かったのかもしれません。
ウクライナがEUに加盟できれば、ロシアにとっては
かなりの痛手になるのは間違いありません。
なんとかしてEUに加盟してほしいものです。