先日取り上げた、ロシアのドゥーギン氏暗殺未遂事件ですが、
ロシア側は「ウクライナの仕業」と発表したようです。
しかし現状ウクライナには、それをやるメリットもあまりありませんし、
こんな戦争のさなか、ロシアにそうした工作員を
送る余裕はとても無いでしょう。
そこで出てくるのが、クレムリンの仕業という説です。
もともとこのドゥーギンという人は、
ロシア国内でもかなりの過激右派のようで、現在の戦争を
どんどんと拡大させていって、そのままヨーロッパに
攻め込んでいけ、というような主張をしていたようです。
しかしロシアの現状としては、ウクライナに攻め込むだけで
手一杯でしょうし、そもそも他の地域に侵攻を始めたら、
それこそEUやアメリカが黙ってはいません。
そういった意味では、実は現状はロシアにとっては
かなりいい状態だということになります。
そこで戦争を拡大させるようなことを言っている連中は
なんとかして黙らせたい、そうした判断が今回の
暗殺未遂事件を引き起こしたのでは無いでしょうか?
いずれにしても真相はなかなか分からないでしょうし、
また様々な憶測が流れ飛んでいます。
いずれにしてもロシアはこの状態を上手く利用してくるでしょうね。