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マスコミ報道のおかしなおかしなバランス感覚

葉梨法相の件は本人が辞表を出すことで、
決着がついたと思います。
個人的には辞表を出す必要は全く無かった、と
思うのですが、他に与える影響を考えると、
仕方ない面もあるかと思います。

それよりも今回特にマスコミの報道に
かなりの偏りを感じました(いつもの事ではありますが)。

mainichi.jp

これは辞表提出後に上げられた記事です。
この中に以下のような部分があります。

法相就任前には、副法相や衆院法務委員長を務め、法務行政の政策通として知られていた。

皆さんはこの部分を読んでどう思われますか?
普通であれば、葉梨さんはなかなか仕事が出来る人であり、
法務大臣として期待できたのでは?と思うかもしれません。

しかし何故こういう「評価すべき点」を本人が辞表を
提出した後に出してくるのでしょうか?
そこが私はどうしても気になります。
本来であれば発言が問題になった段階で
その人の良い点・悪い点を出してきて、
それで読者に評価してもらいたい、とするべきでは無いでしょうか?

マスコミのこうした姿勢は、何も今回に限った話ではありません。
菅前首相の功績も在任中は何も言われませんでした。
今になって「菅さんはこれだけの事をした」みたいに
語られる事があります。故・安倍元首相だってそうです。
首相在任中はそれこそ全ての諸悪の根源かのように
報道しておきながら、凶弾に倒れた途端に
実はこういう功績があったんです、という報道をしていました。
それでは遅すぎるのでは無いでしょうか?

こうしたマスコミやメディアのバランス感覚を、
今一番疑っていかないといけないかもしれません。