毎日新聞の記事です。
見出しや記事を見る限り、実に可愛そうに思えてしまい、
なんとかしてあげたいと思ってしまう人も
いらっしゃるのでは無いでしょうか。
しかし実はこの記事には、大事な情報が欠けています。
「日本人なのに不法滞在と宣告されました」 国籍法問う教授の闘いhttps://t.co/JJCOGYANtX
— 毎日新聞 (@mainichi) 2023年7月5日
両親は日本人で、自分も日本で生まれました。
教授は「家族の介護のために日本へ戻ってきたのに、不法滞在のような扱いを受けるのは理不尽だ」と思い立ち、裁判に打って出ました。
Twitterを見ていただけるとわかるのですが、
閲覧したユーザーがつけた補足情報があります。
ツイートに記事内の重要な情報が欠けています。この人物は、自らの意思で2007年に日本国籍からカナダ国籍に移行しています。
国籍法11条1項によって「日本国民は、自己の志望によって外国の国籍を取得したときは、日本の国籍を失うと規定する。」と定められています。
つまり既に日本国籍を失っているわけです。
この情報があると無いとでは、記事から受ける印象は
全く変わってくると言えます。
更にいうと、国籍法については毎日新聞は
当然知っているはずです。
それでいてこうした見出しをつけてしまうのは、
例によってそれがあまり知られたくない情報だったから、
では無いでしょうか?
マスコミの偏った報道に、多くの人が気づき始めています。
なによりSNSの情報よりも役に立たない報道に、
一体どういう価値があるのでしょうか?
そろそろマスコミは気づくべきでは無いでしょうか。