先日8月6日は広島の平和祈念式典でした。
広島サミットも行われた後ですので、
大きな注目を集めたのは間違いありません。
ところで8月9日には長崎での平和祈念式典があるのですが、
これに岸田首相が出席しない、という情報が流れています。
これを見て当然
「なんで広島には行ったのに、長崎にはいかないんだ!地元ひいきか!」
と思った人もいるでしょう。
しかし例によってこれは見出しでの「切り取り」の
手法だと言っていいでしょう。
こちらの記事の見出しには
「台風接近で市側が式典縮小」したという事が
書かれています。これを見ると
かなり印象が変わります。また本文にも
長崎原爆の日の9日に予定されている平和祈念式典について、主催する長崎市の鈴木史朗市長は6日、台風6号の接近を見据え、屋内で縮小開催すると発表した。岸田文雄首相や各国大使ら来賓、一般参加者の招待を見送り、市関係者のみで実施する。
そもそも市側が首相などの招待を見送った、という事が
ハッキリと書かれています。
招待されたわけでは無いのですから、
そもそも「欠席」ではありません。
「不参加」というのも、微妙にニュアンスが
違うような気がします。
しかしそうした部分を見ないと、
ただ岸田首相が個人的都合で欠席するように見えてしまいます。
当然いい印象は与えないですよね。
いまやこうしたニュース記事は、見出しだけでは無く、
本文もきちんと読まないと、正しい情報が得られなくなっています。
くれぐれも気をつけたいですよね。