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日々あれこれと思うことなどを

知床の観光船事故から私達が学ぶべきこととは?

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本当に痛ましい事故です。
一日も早く全ての被害者の方々の行方がわかってほしいものです。

そして今回の事故を起こした会社の社長なり会長なりの
責任などが問われるわけですが、
私としては今回の事故の責任云々を考えても、
あまり仕方がないのかなあ、と思ってしまいます。

もちろん事故が起きる前に戻れるわけじゃないから、
というのもありますけど、それ以上に今回の事故は
起きるべくして起きてしまったというか、
自分たちが「原因」となって起きてもおかしくない物だと思うんですよね。

そもそも今回の事故の原因はあれこれ言われていますが、
要するに「経費を削減していった結果として安全対策がおろそかになった」
というところに集約されていくと思います。
これはとんでもない事なんですが、でも今現在私達も
「経費削減」を旗印にして同じような事をしているのでは無いでしょうか?
思えば近年発生した事故は、そのほとんどが
「経費削減のために安全対策をおろそかにした」事が
原因だったのでは無いでしょうか。

事故を防ぐためには、安全対策をしないとなりません。
しかし安全対策をするにはお金がかかります。
例えば今回の観光船も安全対策を行うことは
出来たのでしょうけど、もしやっていたらその分の費用は
当然乗船料に上乗せになります。
しかし乗船料が高くなると、それを嫌った観光客が
乗らなくなり、経営は悪化したでしょう。
結果として乗船料を安くするために安全対策に
費用をかけられなかった…なんだかそういう
「負の連鎖」とでもいうような事が
起きていたんだと思います。

他のなんでも同じだと思いますが、私達利用者が「安全」を
要求するのであれば、それに対してある程度の費用は
負担しないといけないと思います。
「安全にしろ、でも費用は出さない」では、どこの企業も
困ってしまうでしょう。

結局私達の意識を変えていかないと、
こうした事故は無くなっていかないのでは無いでしょうか。