中国の不動産については、以前も書きました。
中国不動産開発の実態 - 買う前に笑え (kaumaeniwarae.com)
また参考になりそうな動画があったので、書きます。
中国の不動産会社、恒大集団の経営状態が
色々と危なくなっている、というのは色々と言われていました。
しかしどうも恒大集団だけでは無く、他の不動産会社も
かなり危なくなってきているようです。
色々と会社名が上がっていますが、これらの多くの会社が
倒産するのでは？と言われているそうです。
これに対して中国政府は、建物などが建っていないプロジェクトを
買い上げてプロジェクトを進めたり、
また銀行に対してお金の貸し出しをもっと行うように
進めているそうです。しかし実際には銀行などが
不動産会社になかなかお金を貸さない、つまり「貸し渋り」の
状態になっているとのことです。
こうした事態が続いていけば、不動産業界にお金が回らずに、
業界全体が危なくなってくるでしょうね。
特に興味深いのは「コマーシャルペーパー」と呼ばれる短期手形の話です。
このコマーシャルペーパーは、一つの手形をどんどんと流用していくことが
できるようです。一つの手形が10社近くにも利用されることがあるようです。
こうなった場合、一番最後に手形を受け取った会社では、
もしも支払いが滞った場合、それまでのすべての会社に対して
支払いの要求ができるとのこと。
そうした支払い要求をすべての会社が行っていけば、
最初にコマーシャルペーパーを出したところは、
大変なことになってしまうでしょうね。
まさに「連鎖倒産」が起きてしまうかもしれません。
もうすぐ北京オリンピックが始まりますが、
それが閉幕したら、今まで溜まっていた色々な物が
噴き出してくるかもしれませんね。
