インターネットを見ていると、とにかく「逆張り」する人達が
実に多い、という事に気付かされます。
「逆張り」とは文字通り、一般的な方向とは逆方向な
考えを持ってしまう人達のことです。
例えば「ワクチンは効かない!」と言ってみたり、
「ロシアの方が正義だ!」と言ってしまうような人達のことです。
ある程度の科学知識があれば、ワクチンがウイルスに対して
効果あることはわかりますし、
またウクライナの現状を見た上でロシアに正当性がある、
と言ってしまうことがどれほどバカらしいか、という事は
説明するまでもありません。
そうした「逆張り」の一例に入るのでしょうか、
中国共産党が貧富の格差の無い理想的な社会を作る、
と信じている人達がいます。
もちろん中国内部では言論が統制されているので、
そう思ってしまう人達がいるのは、仕方ないことです。
しかし中国を外から眺めることが出来る立場にあれば、
「中国共産党が貧富の格差の無い理想的な社会を作る」という
考えが、とても信じられないことである、というのは
良くわかるはずです。しかしそうした時にも
「逆張り」をしてしまって、結果周囲から認められず、
どんどんと孤立化していってしまう、というケースは
十分見受けられます。
なんでもそうですけど、自分の考えを客観視することは、
とても大事なことです。自分ではいい考えだと思っていても、
それはただ逆張りしているだけ、という事もあるかもしれません。
いろいろな意見を広く集めて考えることが大切ですね。