みなさんはこの記事の見出しだけ見て、
一体どういう印象を受けるでしょうか?
「失業給付を受け取れる期間が短くなるのか!ひどい!」
そう思われる方もいるでしょうし、
実際そう取られてもおかしくない見出しです。
しかし本文には以下のようにあります。
仕事を失った人に国が支給する失業給付について、政府は自己都合で退職した人にのみ、受け取りまで2カ月超の時間がかかる今の仕組みを見直す検討に入った。
つまり今までは失業給付を受け取る「まで」に時間がかかっていたのを、
より早くしてすぐ受け取れるようにする、という話です。
なんだか全然印象が変わってきますよね。
これが「切り取りによる印象操作」というやつです。
「失業給付の受け取りまでの期間を短縮検討」に
すればなんとなくイメージはつかめますが、そこを
「失業給付の受け取り、二ヶ月から短縮を検討」に
することで、なんだか失業給付自体の受け取り期間が
短くなるように思わせているわけです。
当然誤解する人も増えるでしょうね。
こうした細かい誤解が積替さなることで、
現政権へ悪いイメージをつけたいということでしょうか。
本当に姑息な手段だと思います。