もう正直呆れるしか無い記事です。
ここで私が「呆れる」と言ったのは
岸田首相では無く、この記事を書いた側に対してです。
この見出しだけでは、まるで被災者に対して
20万円しか支援されない、しかもそれが貸付である、
という印象を与えることになります。
しかしそれが大間違いなのです。
この記事にある「20万円の貸付」というのは、
一時的に生活が困難になった人に向けての
緊急的な支援です。
またここにはありませんが、この「貸付」は無利子となります。
そして実際にはもっと多くの支援策があります。
石川県に 被災者生活再建支援法 適用
— みんなで考える防災 (@nhk_ikiruskill) 2024年1月7日
全壊や解体した世帯などに最大300万円支給されます
この制度のポイントは
半壊以上や地盤被害で解体した場合も全壊と同じ支援金がもらえる可能性がある点です
過去の災害でこれを知らずに十分な支援を受けられなかった人が多くいましたhttps://t.co/IIKLdiuCOz pic.twitter.com/pnqCVsONIE
例えばここにもあるとおり、
最大で「300万円」が「支給」される策もあります。
「貸付」ではありません、「支給」です。
もちろん他にも多くの支援策があります。
それを「20万円の貸付」だけ取り上げ、
しかもそれが全てであるかのような書き方は、
かなり悪質な印象操作であると言えるでしょう。
こうした悪意ある取り上げ方で岸田首相の
支持率を下げたいと思っているのかもしれませんが、
本当に困るのは、支援を受けたい人では無いでしょうか。
デマ的な記事につられて「貸付ならいらないや」と思ってしまい、
結果として支援を受けられなくなってしまう、
そうなった場合の責任を、マスコミやメディアは
果たして取れるのでしょうか?
もちろんそうなった時にはマスコミやメディアは、
「政府のアピールが足りないんだ!」とでも言うでしょう。
本当いい加減にしてほしいものです。